これは、長男が中学1年生の頃のお話です。
子どもがゲームをしていると、
「課金したい!」
と言われたことはありませんか?
周りからは、
「自分のお小遣いなんだから、好きに使わせればいいじゃん。」
と言われることもあります。
でも、私はどうしても課金だけはさせたくありませんでした。
一度許してしまったら、
「あと100円だけ。」
「今度は1,000円だけ。」
そんなふうに、どんどん金額が大きくなってしまう気がしていたからです。
でも、うちの長男は本当にしつこい(笑)。
自分の意見が通るまで、家中どこにいても私についてきて、
「あーでもない。」
「こーでもない。」
と、延々と自分の考えをぶつけてきます。
私は何とか諦めさせようと、そのたびにいろいろな作戦を考えました。
「自分でアルバイトをして、お金を稼げるようになってから課金しなさい。」
と言えば、
「でも、お小遣いは僕がもらったお金でしょう?」
と返ってきます。
すると私は、
「そのお小遣いは、ママが働いて稼いだお金です。」
と返す(笑)。
またある日は、
「みんな課金してるよ!親もいいって言ってる!」
と言われれば、
「みんなって誰?」
「どこの子?連れてきて。」
「クラス全員なの?」
と質問攻め(笑)。
そんなやり取りを何度繰り返したかわかりません。
それでも長男は諦めませんでした。
最後には私が、
「もう勝手にして!!」
とブチギレるまで続くこともしばしば(笑)。
そんなある日、私はふと思いつきました。
「ねぇ、課金したらゲームはどうなるの?」
長男は嬉しそうに、
「強くなる!」
「キャラクターが進化したり、武器が強くなったりする!」
と教えてくれました。
そこで私は一言。
「そっか〜。
でもさ、ママはずっと課金してるんだけど、なかなかレベルアップしないんだよね。」
長男は「え?」という顔。
「テストは100点じゃないし、水泳は進級しないし、習い事は『辞めたい』って言うし……。
こんなに課金してるのに、なんで進化しないんだろうね?」
すると長男は、不思議そうに私を見つめ、
「あ、これ俺のことだ。」
と気付いたような顔(笑)。
その瞬間、照れ隠しなのか怒り出しました🤣
それ以来、課金したいと言われるたびに、
「ママの推しも、そろそろレベルアップしてくれないかな?」
と言うようにしたら……
不思議なことに、長男は「課金したい」と言わなくなりました。
もちろん、これがすべての子に通用するとは思いません。
でも私は、「ゲームに課金する前に、自分自身に課金してほしい」と思っています。
勉強も、スポーツも、経験も、自分に積み重ねたものは、誰にも奪われません。
今回の課金対決は……
私の勝ち!
……だったと、今でもひそかに思っています(笑)。
