もうすぐ冬季オリンピックが始まりますね。
今回は、私がアスリートの本当の凄さに気がついたきっかけについて、お話ししたいと思います。
うちの次男は、幼稚園の年長さんからトランポリン教室に通い始め、小学校に入るか入らないかの頃に育成クラスへ進みました。
私はというと、まったくスポーツができず、
球技ではボールと友達になれず、
泳ぐくらいは「まあ、それなりにできたかな?」という程度。
オリンピックも、「すごいな」とは思うものの、
正直なところ
「あ、オリンピックやるんだ」
くらいの感覚でした。
そんな私の考えが大きく変わったのは、
次男がトランポリンの育成クラスに進んでからです。
育成クラスは、楽しいだけの習い事ではありません。
小さい頃から遊ぶ時間はほとんどなく、
毎日練習に励み、
体重管理があり、
大会に出るためには厳しい予選を勝ち抜かなければならない。
努力を重ねた者だけが、
あの場所に立てる。
その現実を、私は我が子を通して知りました。
ちなみに次男は、小学1年生から
火曜日から土曜日まで、毎日16時半から19時半まで練習。
「休む」という選択肢は基本的になく、
友達と遊べるのは月曜日と日曜日だけ。
そんなある日、先生から言われた言葉があります。
「アスリートは、1週間休ませると体が鈍ります。
できるだけ休ませないでください。」
正直、私には理解不能でした。
アスリート経験どころか、
スポーツの経験すらほとんどない私にとって、
それは未知の世界。
子どもなのに、休まなくて大丈夫なの?
心も体も壊れてしまわない?
「私は、アスリートの親になれるのだろうか」
そんな不安と、自分自身への葛藤を
何度も繰り返していました。
それでも、次男は練習に向かい続けました。
技が難しくなるにつれ、骨折も何度か経験しました。
痛くて、怖くて、
それでも諦めず、
当たり前のように練習へ行く姿。
その姿を見て、
テレビの向こうに映るオリンピック選手たちと
次男の姿が重なるようになりました。
オリンピックを見ていると、
負けてしまった選手にインタビューをする記者の方々に
腹が立つことがあります。
もちろん、それが仕事だということは分かっています。
でも、負けて悔しくて、号泣するのは当たり前です。
彼らアスリートは、
あなたたちが子どもの頃に遊んでいたその時間も、
ただひたすら練習をしてきました。
何年も、何年も、
大舞台に立つためだけに体と心を削り、
計り知れないプレッシャーと闘い、
時には理不尽な大人や評価にも耐えながら、
毎回、全力で自分と向き合ってきているんです。
だから、お願いです。
負けてしまった直後の選手に、
しつこく、意味の分からないインタビューをするのは
どうかやめてください。
私からすれば、
「今はそっとしておいてあげてほしい」
ただそれだけです。
もしインタビューをするのであれば、
言葉の掛け方を選び、
選手へのリスペクトを持った上で
向き合ってほしいと心から思います。
我が子を通して知った、
努力の重み、覚悟の深さ。
だから今、私は心から思います。
オリンピックに立つアスリートたちは、
結果に関わらず、
すでに十分すぎるほど尊い存在だと。
この冬、画面の向こうで戦うすべてのアスリートに、
心からのリスペクトを込めて、
応援したいと思います。
